日本人女性の30人に1人が罹患するといわれる乳がん。
30歳代から患者数は増加し始める。
ピークは50歳前後。
乳がんは比較的進行が遅く、患者の平均年齢も低いことから、
治療薬の治験も多い。
薬物療養だけではなく、外科手術、放射線治療も併用する。
治療の基本は手術治療。
進行が初期の場合、乳房の一部のみを切除する「乳房温存療法」が一般的だ。
患者の多くは、乳房を残したいと考える。
そこで、術前に化学療法でがんの範囲を縮小させ、
切除部位を小範囲にとどめることも多い。